これから始まるイベント2025

フェースofワンダーの世界2025



 

2023126日、ガザでイスラエル軍の空爆により一人の詩人が死んだ。

Refaat Alareer  享年44歳。

彼の遺作と言われる詩を紹介したい。

 

If I must die,                  もし私が死ななければいけないのなら

you must live                    あなたは生きなければいけない

to tell my story                        私の物語を語るために

to sell my things                          私のものを売り

to buy a piece of cloth and some strings            小さな布切れと糸を買い

(make it white with a long tail)       白い布に長いしっぽをつけて、凧をあげよう

so that a child, somewhere in Gaza           ガザのどこかで、一人の子供が

while looking heaven in the eye                     天を見つめて

awaiting his dad who left in a blaze           炎の中に消えた父を待っている

and bid no one farewell                      さよならも言えず

not even to his flesh                         肉体も残さず

not even to himself                      その存在さえも残さず

sees the kite, my kite you made, flying up above      見てごらん、お前の作った凧は

and thinks for a moment an angel is there              空高く舞い上がり

bringing back love       一瞬だけれど、愛を運んでくる天使がいると思ってごらん

 

If I must die                  もし私が死ななければいけないのなら

let it bring hope                   それが希望を運んでくるように

let it be a tale                       それが物語となるように

 

 

 

 

 

202553日、ガザから遠く離れた相模原という町で私は願う。

彼の詩がいまを生きる私たちの希望となり、物語となることを。

 

フェースofワンダーのアートの森を歩きながら、私は願う。

私たちは、笑いあい、喜びあい、つながりあっていくために、いまを生きていたいと。

仲間たちの色や線と共に歩いていきたいと。

 

                        フェースofワンダー  金子光史


街の中にアートを ”春”  in  きらぼし銀行 古淵店

 昨年の6月から季節ごとにフェースofワンダーの仲間の作品を入れ替えて展示させていただいています。

「銀行に来たお客さんからの反応もいいですよ」とお聞きして、本当に嬉しくなりました。

春の展示とともに「さがみはらSAKURA路上アート」のチラシも置かせていただいています。