2023/10/17
海辺のねこみち(文 金子光史 絵 鈴木俊輔
なんと 金子の絵本です。iPadのBooksの中にひっそりとお昼寝をしていました。 ブログで読めるかな?
2022/02/01
りんごがひとつころがってテーブルからおちる 床におちるまで 100年はしずかにすぎてゆくだろう・・・注1) 昔、そんなこと書いた詩人がいた。 ボクがキミの黄色をほんとうに美しいと思うのに、やはり100年はかかるかもしれない。 ボクはため息をついて海を見ている。 100年後にも波はきっとここに打ち寄せているだろうけれど、 同じ波とは言えない。...
2022/01/22
不思議だよね。 歳をとると、感性なんかひからびて、干し肉みたいに硬くなるもんだと思ってた。 でも違うんだよ。 だんだん、それまで見えなかったものが見えてくる。 聞こえなかったものが聞こえてくる。 確かに筋肉は薄くなり、関節もきしみ、なめらかな動きは 難しくなるけれど、心はなめらかになってくる。 不思議なんだよね。 朝の日差しが澄んで...
2022/01/11
もし、私に作品に魅かれる基準のようなものがあるとしたら、それは作品のどこかに脈打つ命のようなノイズがあり、私を包み込むかどうかだ。 時代は必ずノイズを抱えざるを得ない。 異端のものを排除し、あらゆるものを統合し、記号化しようとする社会の機能から逃れ、存在する時代のノイズは確かにある。 それを掴まねばならない。...
2022/01/11
■羽根雲 とても冷え込んだ冬の朝、図書館の階段を登っていると足下に陽がさしてきた。 見上げるとふかい青空の天頂に向かって、大きな羽根ペンのような雲がまっすぐ伸びている。 「おおー・・・」足を止めて見入ってしまった。 こんな巨大なペンでどんな物語を青空に描こうというのか!...
2021/12/31
ひとりひとり、生きている姿は違う。  姿形はもちろん、声や言葉やからだの動かし方も違うし、見ているものだって違うのだ。  赤い花を一緒に見て、ボクらは「ああ、きれいだなあ」とか「すてきな赤だ」とか思って、同じ一つのもので結ばれていることに安心することは多い。  でもそれって、ボクらの勝手な思いかもしれないよ。...
2021/12/01
 これはボクが月一回成城学園の支援施設に行っている仲間たちの作品。  いろいろな色と形と線が元気一杯、それぞれの存在を主張して、圧倒される。  「ここはあーしよう、あそこはこんな形で、そこは少し暗い色で・・・」そんな作為が全くない。...
2021/11/30
 「生きてるって、ここにいて一緒に絵を描いてることだよ」 そのことを教えてくれたのは仲間たちだ。  ボクとフェースofワンダーで関わりながら、新しい画材や色の塗り方、描線に挑戦する仲間たちは、その試みに対してまっすぐボクに心を開いて受け入れたり、NOを突きつけてくる。...
2021/11/29
 晩秋、木々が黄葉した葉を落とし始めると影の美しさに足を止めることが多くなった。  木枝を梳く陽射しや空の変化も季節の移り変わりを感じさせる。 いつも通る散歩道。  2kmくらいの距離だけれど、結構相模の自然林が残っていて鳥の声や風の音も聞こえる。...
2021/11/24
ボクにはたいせつな友だちがいる。 名前はルーティ。 人間ではない。 木の根っこだ。 実はボクが書いた絵本『ねっっこのルーティ』の主人公なので、このブログに紹介するのは宣伝みたいになるのであまり書きたくないのだけれど、つい最近、「ルーティって生きているんだ!」と実感することがあったので書くことにする。...

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